宇都宮観光ガイド|大谷石文化・餃子グルメ・自然を楽しむ完全ガイド

八幡山公園・宇都宮タワー

宇都宮市の中心部に位置する八幡山公園は、面積約11.6ヘクタールの広大な敷地を持つ総合公園です。自然の丘陵地形を活かした園内には、高さ89メートルの宇都宮タワーがシンボルとしてそびえ立ち、市内や遠く日光連山までを見渡せる絶好の展望スポットとなっています。

春には約800本の桜と約700株のツツジが咲き誇り、多くの花見客で賑わう宇都宮屈指の名所です。

宇都宮タワーからの眺望

公園のシンボルである宇都宮タワーは、昭和時代に建設された展望塔で、現在も多くの来園者に愛されています。地上89メートルの高さから360度のパノラマビューが楽しめ、晴れた日には富士山まで見えることもあります。

展望塔の魅力

タワーの展望フロアからは、宇都宮市街地の街並みを一望できます。特に初日の出イベントでは、元旦の早朝に特別開放され、新年最初の朝日を高所から眺められる貴重な機会となっています。

入場料金は大人190円、小中学生90円とリーズナブルで、宇都宮市内在住の小中高生や市内の学校に通う生徒は無料です。

営業情報

八幡山公園の宇都宮タワーは午前9時から午後4時30分まで営業しており、月曜日が定休日です。

ただし月曜日が祝日の場合は翌日が休みとなります。年末年始も休業期間となるため、訪問前には営業日の確認をおすすめします。

子どもから大人まで楽しめる施設

八幡山公園には展望塔以外にも、家族連れで楽しめる多彩な施設が揃っています。

遊具や乗り物、動物とのふれあいなど、幅広い年齢層が一日中遊べる環境が整っているのが特徴です。

アドベンチャーUとゴーカート

公園北側には大型複合遊具「アドベンチャーU」があり、週末には多くの子どもたちで賑わいます。夏季にはせせらぎ水路に水が流れ、幼児から小学生まで水遊びを楽しめます。

また交通公園では、小学3年生から中学3年生までが本格的なゴーカートを140円で体験でき、小さな子どもは保護者同伴で乗車可能です。

動物広場

園内の動物広場では、タンチョウヅル、ワオキツネザル、アライグマ、ウサギなどの動物を無料で観察できます。

小動物とのふれあい体験イベントも定期的に開催され、子どもたちに人気のスポットとなっています。

自然と歴史を感じる散策路

八幡山公園は単なる遊園地ではなく、自然散策や静かな時間を過ごせる空間も提供しています。

丘陵地の地形を活かした園内には、季節ごとに異なる表情を見せる自然景観が広がります。

日本庭園と吊り橋

宇都宮タワーから斜面を下った場所には、昭和後半に作庭された池泉回遊式の日本庭園があります。宇都宮タワーを借景とした独特の景観が楽しめる静寂な空間です。

また長さ150メートルの吊り橋「アドベンチャーブリッジ」は、日本一のモノストーム式鋼吊床版橋として知られ、橋の上からの眺めも格別です。

桜の名所

春になると約800本のソメイヨシノが満開となり、宇都宮市有数の花見スポットとして多くの来場者で賑わいます。

夜間はぼんぼりが点灯され、露店も立ち並ぶ華やかな雰囲気に包まれます。桜の開花時期以外でも、ツツジやその他の季節の花々が園内を彩り、散策を楽しめます。

アクセスと利用案内

公園へのアクセスは車と公共交通機関のどちらも利用可能です。東北自動車道宇都宮ICから車で約20分、JR宇都宮駅からはバスで約5分「県庁前」下車後、徒歩約15分です。駅から徒歩の場合は約20分程度かかります。

駐車場は約70台分が無料で利用でき、公園自体の入場も無料です。特定の日には宇都宮タワーとゴーカートが無料開放されるサービスデーもあり、4月1日、5月5日、6月15日、11月23日がその対象日となっています。ペット同伴での入園も可能なため、愛犬と一緒に散策を楽しむ姿も見られます。

自然、眺望、遊具、動物とのふれあいなど、多様な魅力を持つ八幡山公園は、世代を超えて楽しめる宇都宮市民の憩いの場として、今後も多くの人々に親しまれ続けるでしょう。